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歯周病と予防について

歯周病について

歯周病について

気付かないうちに細菌が骨を溶かす!? 

恐ろしい歯周病からお口を守るには?

歯周病は細菌の感染によって起こる疾患です。

歯周病は歯周ポケットから歯茎に細菌に感染します。骨は自らを溶かして感染しないように遠ざかろうとします。しかしその過程では、骨は細菌に感染しているわけではないので、痛みを感じることはほとんどありません。

骨が溶けて、いよいよ歯を支えられない状態になり、歯がグラグラしたり、噛んだときに違和感が生じたりしたときに、あわてて歯科医院に駆け込まれる患者さんがたくさんいらっしゃいます。しかしこのような段階になってしまったときには、歯を抜くなど外科的な処置が必要になってしまっています。

以上のように、歯周病は非常に症状が出にくい、ご自分で気付くことが難しい疾患です。また、細菌の種類も発症する年齢も人によってさまざまです。手遅れにならないうちに歯周病を発見するためには、歯科医院で定期的にチェックすることが必要なのです。

歯周病は慢性疾患のため、一度かかってしまったら完治することは難しいのです。
ですから、セルフケア、正しい歯磨きが何よりも重要になります。治療が完了、安定期に入ってからは、歯周病を防ぐためにも、お家での歯磨きを習慣付けることが必要です。
3カ月から半年に一度は、歯科医院で、歯ブラシをあてる場所がずれていないか、ご自分で落としきれていない汚れはないかをチェック、専門家にクリーニングしてもらうことが、歯周病の悪化を防ぐ近道なのです。

歯周病と糖尿病の関係について

歯周病と糖尿病の関係について

歯周病が改善されれば糖尿病も改善される

最近、歯周病と糖尿病、心臓病との関係性が注目されるようになりました。
糖尿病の方は、免疫力が落ちて細菌に感染しやすいため、お口の中の細菌が引き起こす歯周病が悪化しやすくなります。
また、歯周病が悪化すると、その細菌が出す毒素が糖尿病を悪化させる場合もあります。

つまり、歯周病、糖尿病のどちらもがお互いを刺激し合って、症状を悪化させてしまうため、特に糖尿病の方は、歯周病の治療、セルフケアをきちんとして、常にお口の中に細菌がいない状態を作ることが大切となります。

歯周病、糖尿病どちらにもかかっている方は、歯周病の改善が糖尿病の改善につながりますし、糖尿病がよくなることで歯周病の悪化も防げます。

また糖尿病の国際基準値であるHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)が高い方は、感染が起きやすいため、インプラントや抜歯などの外科処置ができませんので、特に注意が必要となります。

当院は、横浜市歯科医師会糖尿病医科歯科連携登録医として認定を受けておりますので、糖尿病を持つ方も安心して治療を受けていただくことができます。

森歯科医院045-474-1500