森歯科医院ブログ

2015年4月30日 木曜日

歯周病と喫煙

喫煙による害として、末梢血管の収縮ということがあります
これにより歯茎の血流が妨げられてしまいます
歯周病の症状として歯茎からの出血がよく知られていますが、ヘビースモーカーの方では歯周病なのに歯茎からの出血があまり見られない場合があります
細菌に感染すると体の防御機構として感染した部位に血液が集まってきます。白血球をはじめとして血液の中には侵入した細菌をやっつける成分が含まれているので生じる現象です
このため感染した部位では炎症を起こし、出血しやすくなるのです
喫煙者で血流が阻害されていると、出血が生じづらいとともに非喫煙者に比べて2倍の速度で歯周病が進行するというデータもあります
もともと自覚症状が少ないまま進行する病気ですから、喫煙者のリスクは非常に高いと言えると思います
喫煙者の方は定期的に歯科医院で歯周病のチェック、管理を受けることをお勧めします

投稿者 森歯科医院

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