森歯科医院ブログ

2016年9月28日 水曜日

オーラルフレイル

フレイル(虚弱)・サルコペニア(筋肉減少症)・ロコモティブシンドローム(運動器障害)、最近これらの言葉をよく耳にするようになりました
いずれも超高齢化社会における寝たきりや介護につながるものです
そして新たにオーラルフレイル(お口の虚弱)という言葉が注目されています
要介護になるまでにはプロセスがあって、まずは心のフレイルすなわち意欲低下により社会や人とのつながりが低下します
この段階でお口の中では歯周病やむし歯で歯を失っていきます
次に栄養面のフレイル、これがオーラルフレイルであり、噛めないことで食べられる食品が少なくなり食欲が低下し、栄養が不良になります
さらに進むと身体面のフレイル、サルコペニアやロコモティブシンドロームの段階となり、栄養低下や代謝の低下が顕著になっていきます
最終的には重度フレイルすなわち要介護や寝たきりの状態になってしまうのです
それを避けるためには、なるべく早い段階でフレイルを認識し、生活を変えていくことが重要です
我々歯科医もお口の機能を維持し、オーラルフレイルを防ぐ手助けができます
健康寿命を延ばすためにも歯医者さんを有効活用してください


投稿者 森歯科医院

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