森歯科医院ブログ

2017年10月27日 金曜日

睡眠時無呼吸症候群の治療法

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中の10秒以上の無呼吸あるいは低呼吸が1時間あたり5回以上あり、日中の眠気や疲労感を伴うものをいいます。
治療法としては、外科手術、鼻にマスクを装着して圧を加えて空気を送り込むCRAP療法、スリープスプリントなどマウスピースを装着するOA治療が主なものです。
1時間に30回以上無呼吸や低呼吸がある重症の患者さんには、手術やCRAP療法が有効となりますが、30回未満の軽症あるいは中等症の患者さんにはOA治療やOA治療とCRAP療法の併用が有効です。
CRAP療法は不快感が大きいため受け入れられない患者さんもいらっしゃいます。
OA治療も違和感はありますが、CRAP療法よりは受け入れやすいようです。
ふだんはCRAP療法だが、出張や旅行の際には持ち運びが簡便なOA治療という方もいらっしゃいます。
患者さんの重症度や生活環境に合わせて治療法を選択していく必要があるんですね。
いずれにしても医科と歯科が連携して治療にあたっていかなければならない疾患だといえます。

投稿者 森歯科医院

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