森歯科医院ブログ

2019年4月12日 金曜日

口腔乾燥とシェーグレン症候群

口の中がヒリヒリする、口内炎ができやすい、口臭がひどい、食べ物が飲み込みにくい、頬や舌をよく噛んでしまうといった症状で来院される方がいらっしゃいます。
そういった訴えをされる方の多くは、唾液の量が減ってお口の中が乾燥している、いわゆるドライマウスが原因です。
特に30代以降の女性に多いのがシェーグレン症候群という病気で、唾液が出にくくなる、ドライアイといった症状が現れます。
この病気は、本来外部からの侵入者を攻撃するはずの免疫が、唾液腺や涙腺を攻撃してしまうことで起こります。
いわゆる自己免疫疾患です。
ドライマウスになると、口の中で細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病を悪化させます。
対策としては、徹底したプラークコントロール、唾液腺マッサージ、人工唾液の使用などがあります。
お口の乾燥を感じたら、歯医者さんに相談してみてください。


投稿者 森歯科医院

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