森歯科医院ブログ

2017年5月10日 水曜日

むし歯菌と歯周病菌

むし歯や歯周病の原因が歯の周囲に付着したプラーク(歯垢)であることはご存知だと思います
ひとくちにプラークといっても、その中には500種類以上の細菌が生息しています
実は、むし歯と歯周病の原因菌は別々の種類なのです
ですから、むし歯にならないからといって歯周病に罹らないわけではありませんし、歯周病にならないからといってむし歯ができないわけではありません
プラークの中のどの細菌が多いかによって、むし歯になりやすかったり歯周病になりやすかったりが決まってきます
むし歯にならない、歯周病にならないからといって安心せず、適格なプラークコントロールを心がけてください

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2017年4月21日 金曜日

ワンちゃんと歯周病

今回は余談になりますが、ペットの犬に歯周病が増えていることをご存じでしょうか
人間同様犬も高齢化が目立つようになり、歯垢・歯石の沈着による歯周病が増加しているそうです
ドッグフードの変化の影響もあるかもしれませんが、若年の頃から犬にはかなりの確率で歯垢・歯石の沈着が認められています
また、犬の歯周病の原因菌には人と共通のものがあるという研究結果もあるそうです
そうだとすれば、人と犬の間で原因菌のやり取りが生じているかもしれません
いずれにしても愛するペットのワンちゃんの健康のために、定期的に口腔清掃、歯石除去が必要になります
ちなみにワンちゃんの歯石は歯医者さんでは取れませんのでご注意を

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2017年4月14日 金曜日

新年度

新年度になり新入生、新入社員を迎え、気持ちも新たに生活を送っている方も多いと思います
私も今月、来月と小学校の歯科健診に行って参ります
学校健診や企業健診の役割はスクリーニングといって、明らかなむし歯や歯周病をお知らせすることです
むし歯であれば穴があいている、破損している、歯周病であれば歯石が付着して歯茎がうっ血していたり腫れているのが認められればチェツクされます
黒くなっていたり、表面が粗造になっている程度のむし歯や歯石の付着がみられない歯茎の炎症は要観察という扱いになります
歯並びも噛み合わせに影響があるような異常でないとチェックされない場合が多いです
要観察と判断された場合でもレントゲンを撮るなど歯医者さんで検査すると、むし歯や歯周病が進行していることもあるので注意が必要です
健康診断はあくまでスクリーニングであるという認識をもって、要観察であっても歯医者さんで確定診断を受けるようにしましょう

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2017年3月 9日 木曜日

知覚過敏

まだまだ水が冷たい季節ですが、冷たいものを口に含むとしみる、ハブラシが触れると歯が痛むといった症状を感じていませんか
それは知覚過敏かもしれません
知覚過敏が起きやすい部位は主に歯の根元です
しみる歯をよく観察してみてください
根元が楔状にえぐれていませんか
あるいは歯茎が下がって歯根が露出していませんか
原因は歯周病・乱暴な歯磨き・くいしばりや歯軋りの習慣等さまざまです
しみる場所を薬でコーティングしたり、つめものをしたり、知覚過敏防止用の歯磨き粉を使用したりすることで症状を抑えることは可能ですが、根本的な原因を改善しなければ知覚過敏は繰り返し起きてきます
持続的な痛みがあるわけではないので、放置されている方も多いのですが、悪化すると歯の神経を取らなければならなくなる場合もあります
早めに歯医者さんに相談してください

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2017年2月 6日 月曜日

入れ歯安定剤

皆さんも入れ歯安定剤のCMをご覧になったことがあると思います
入れ歯で噛みにくいよ~という入れ歯ユーザーの声のあとで、安定剤を使用すると何でもよく噛めるというのがパターンのようです
入れ歯を長期間使用していくと、入れ歯がのっている歯茎の形が少しづつ変化していきます
入れ歯にかかる力を受ける顎の骨が吸収することで起きることがほとんどです
そうなると入れ歯と歯茎の間に隙間ができて、入れ歯が不安定になり、物が噛みにくくなってしまうのです
そこで安定剤を入れ歯の内側に塗布して、入れ歯を安定させ噛みやすい状態にするわけです
しかし、入れ歯が不適合な状態で安定剤を使って食べていると、顎の骨に不規則に力がかかって、より吸収を助長し、さらに入れ歯を不安定にするという悪循環に陥る場合があります
安定剤を使用する前に一度歯医者さんで入れ歯の適合状態を確認してもらってください
必要であれば入れ歯をその時の歯茎の状態に適合するように修理してもらって、それから安定剤を使って美味しく食事を楽しみましょう

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