森歯科医院ブログ

2015年7月29日 水曜日

知覚過敏

毎日、暑い日が続いてますね
こんな時期は、どうしても冷たい飲み物・食べ物を口にしたくなります
冷たいものに歯がしみるという方は、むし歯ではなく知覚過敏かもしれません
知覚過敏の原因のひとつに噛みしめ、くいしばりがあることをご存じでしょうか
知覚過敏防止用の歯磨剤を使用しても、しみるのが治まらない場合は噛み合わせに原因があるのかもしれません
しみる歯の根元をよく見てください。くさびのようにえぐれてませんか
歯に強い力が持続的に加わると根元に力が集中して表面がえぐれてくるのです
歯を覆うエナメル質が薄くなり、刺激が神経にいきやすくなりますし、むし歯に対する抵抗力も弱まってしまいます
もしお気づきになられたら、一度歯医者さんで噛み合わせをチェックしてもらうといいですよ

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2015年6月18日 木曜日

口腔がん

悪性腫瘍のうち口の中にできる"がん"、いわゆる口腔がんは約1%程度と言われています
口腔がんは、直接見て確認できることが特徴です
歯科というと、むし歯か歯周病を思い浮かべる方がほとんどでしょうが、口内炎など口の中の粘膜にできる病気は数多くあります
口腔がんもそのひとつです
ときどきは鏡で口の中をよく観察していただいて、気になるものが見つかったら歯医者さんに相談してみてください

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2015年5月27日 水曜日

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時の10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上あり、日中強い眠気を常態的に感じる場合には睡眠時無呼吸症候群かもしれません
多くは肥満により大きくなった舌が、横になった時に後退して沈み込むことにより気道がふさがれてしまうのが原因です
そこで、寝るときに特殊なマウスピース(スリープスプリントと呼ばれています)を入れることで顎を前に引き上げ、顎と結びついている舌も後ろにいかないようにして呼吸停止を防ぐ方法があります
このスリープスプリントは、歯医者さんで製作することができます
ただし、睡眠時無呼吸症候群の診断は歯医者さんではできないので、病院のいびき外来や無呼吸外来といったところで診断を受け、スリープスプリントが有効であると判定されたら紹介状を書いてもらってください
その紹介状を持って歯医者さんに来ていただければ、保険治療でスリープスプリントを入れることができます
治療の基本は体重の減量ですが、スリープスプリントの使用も有効な手段のひとつです

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2015年5月 8日 金曜日

歯周病と心臓病

重度の歯周病の方は、心臓病を発症するリスクが2倍程度高いと言われています
また、重度の歯周病は口の中に大きな切り傷があるのと同じ状態であるとも言われています
歯周病の原因菌が血流にのって、心臓をとりまく動脈や心臓内部の壁に取り付き、血栓をつくったり、血管壁を傷つけたりします
これにより虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)や感染性心内膜炎を引き起こしてしまうのです
歯周病を予防することは、心臓病を予防することにもつながるんですよ
高血圧や糖尿病と診断された方は、歯周病の健診も受けることをお勧めします

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2015年4月30日 木曜日

歯周病と喫煙

喫煙による害として、末梢血管の収縮ということがあります
これにより歯茎の血流が妨げられてしまいます
歯周病の症状として歯茎からの出血がよく知られていますが、ヘビースモーカーの方では歯周病なのに歯茎からの出血があまり見られない場合があります
細菌に感染すると体の防御機構として感染した部位に血液が集まってきます。白血球をはじめとして血液の中には侵入した細菌をやっつける成分が含まれているので生じる現象です
このため感染した部位では炎症を起こし、出血しやすくなるのです
喫煙者で血流が阻害されていると、出血が生じづらいとともに非喫煙者に比べて2倍の速度で歯周病が進行するというデータもあります
もともと自覚症状が少ないまま進行する病気ですから、喫煙者のリスクは非常に高いと言えると思います
喫煙者の方は定期的に歯科医院で歯周病のチェック、管理を受けることをお勧めします

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